【4年後を見据える力はあるか??】
僕が日本サッカーと出会ったのはドーハの悲劇のメンバー
Jリーグ元年からだ。
熱心に観ていたのは日韓からドイツがピークになるだろう
キリンカップや親善試合まで隈なく観戦しJリーグや欧州リーグも
真剣に見ていた。
そんな僕があまり見なくなっていた。しかしブラジルW杯まではまだどの代表も知っている顔がちらほらあったのだが
今回のW杯はとうとう知っている顔が極端に少なくなった。
ここまでサッカーを見てなくてウイニングイレブン(ゲーム)をしなければ
サッカー選手の名前も覚えなくなったのかと思う。
そんな中、日本代表は南アフリカの代表であった
本田、長友、岡崎、川島、長谷部が3大会出場
今回初めてで一番若いのが昌子だった。
そんな中4年後のカタールを目指すのには大いなる血の入れ替えが必要になる
そうしなければ日本サッカー界の未来はない。そんな風に思う。
そういう意味では久保や井手口、浅野が入ってなかった事が引きずらない事を祈る。
試合の感想は見てる側にとって、こんなに劇的でスペクタクルな90分は
日本代表史上でも3本の指に入ると思う。
負け試合でも入る。
それぐらい日本中を興奮させたし、不安にさせたし、落胆させた
こんな試合、今までなかった。
それが韓国や、中国、アジアのチームが相手ではなく
FIFAランキング3位のタレント軍団だ。
こんな僕でもEアザールとルカクは知っていた。W杯出場国の中で指折りのアタッカー陣だ。2点目を決めたフェライニは僕がウイニングイレブンで使っていた選手だ。
そんな選手がJOKERとして出てくるチーム。
そう、ここが勝敗の分かれ目であった。
機能していなかった二人に変えて入ってきたフェライニが同点ゴール
そして試合を決めたのはもう一人のシャドゥリである。
2点リードをされてベルギーがとった策は高さでのパワープレーをねじ込むこと
2点目の切り替えしからアーリー気味の巻き込む早いクロス
あれは完璧だった。あれは仕方ないけども。高さがあればと唇を噛んでしまう。
2人でルカクを止めていた前半だが2列目からあんな長身のフェライニが飛んできたならば中々高さで対抗する事ができない。
植田を入れて5バック気味にするとかの意見はあったけどもそんな練習などしていなかったのが本音だろう。3バックを試していてもそこまで出来なかった。
なぜか??
こんな試合展開を想像だにしなかっただろうから
前半ならハーフタイムにも色々策は練れたかもしれないが
後半早々に2点をリードしたことによって後手後手に回ったのは
そんな経験、想定などしていなかったに違いない。
4年後はそんな事も対処できるW杯にしてもらいたい。
メンバーを決めた西野監督がポリバレントではないと一人の選手を入れなかったが
プロフェッショナルな選手は必要だろう。
スポーツは結果が全てである。
でも観る側からすれば内容も求めてしまう。
色んな意見があるはずだから。
リアクションサッカーには葛藤が生じ
アクション的にいけば脆さもある。
アジアの戦いと世界の戦いでは戦い方が違う。
良い選手を集めても良いチームが生まれる訳ではない。
そういう意味ではこれから4年間のが楽しみである。
新しい監督も、新しい選手も楽しみだ。
勇気を持って新しいチームを作って頂きたい。